白血病

病気をしても忘れる

家族揃って夕飯のときは

「今日いいことあった?」

と必ず聴いて、話してもらう。

(ずいぶん懐かしい写真だなぁ)

聴いているわたしこそ

なんだろなと考えるんだけど

「今食べているご飯が美味しい」

「朝元気に起きられた」

「一生懸命に頑張れた」

というように

大した大きなことではない。

非日常というのは

カレンダーでいえば祝日であり

学校でいえば行事であり

仕事でいえば大きな契約であり

でも、"非日常"なので

365日考えても、

当たり前だけど"日常"の日数の方が多い。

じゃあ

非日常と日常では

どちらが良いことあったら幸せかっていうと

圧倒的に【日常】だ。

病気をすると尚更。

ご飯を美味しくいただけるのは当たり前じゃなかった。

朝元気に起きられることなんてなかった。

一生懸命なことなんて「息」をするだけだ。

病気をしてわかることっていっぱいある。

特に

当たり前が当たり前ではないということを

強く突きつけられる。

だけど不思議なもので

また元気になると

その当たり前が当たり前になってしまう。

人って、

本当に都合がいいなぁ。

だからせめて

毎日に感謝する時間を1分でも作る。

強制的に作る!!

今日もありがとうございました!

  • この記事を書いた人

クニサワアサミ

性別に悩み、白血病を患い、性別関係なく自分らしく生きると決意し、同時に骨髄移植をして人生2回目を今生きています。お仕事は医療機器を扱う営業マン。知識と経験から健康や医療のことは任せて\(^o^)/

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